ロビーはホテルで唯一、「自由に」出入り、使用できるスペースです。チェックイン、バスの出発時間までロビーのソファでゆっくりしても良し、ホテルの雰囲気を楽しむも良しです。
ロビーは開放的な作りのホテルが多く、インテリアもどこかラグジュアリー。まるでどこか異国の王室に迷い込んでしまったかのようですよね。
またこれは宿泊するお客様だけでなく、宿泊しない人も同じように利用できます。
待ち合わせに使って良い?? ホテルのロビー
宿泊しない人が良く待ち合わせに利用していたり、ロビーのソファでPCをいじってますね。あれってホテル的には問題ないのでしょうか??
これ、全く問題ないです。
僕もホテルで働いていますが、そもそも宿泊する人としない人を見た目だけで見抜くことは不可能です。仮に宿泊しない人の利用がダメであろうとわざわざ声をかけることはしません。
もし、本当に気になるのであればホテルのショップで売られているコーヒーを片手に利用してみて下さい。絶対に文句は言われません。
ロビーの役割
ホテルのロビーにはさまざまな役割があります。大きく分けると次の3つ。
ホテル ロビーの役割
- 応接間としてのロビー
- 新規顧客獲得
- ラインナップを見せないように
応接間としてのロビー
通常客室には応接間のスペースはありません。よってお友達を招き入れたり商談をしたりする場合、客室で行うとプライベートを見られてしまいます。
なのでロビーはお客様がお客様と交流する応接間の役割を担っています。
ちなみに客室の中でも上位に位置する「スイートルーム」にはお部屋によって応接間が完備されているお部屋もありますので、場合によってはスイートルームを予約して利用してみましょう。

新規顧客獲得
ロビーは「ショーウィンドウ」的な役割も担っています。
宿泊しない人がロビーを使い、「あのレストランで食事したいな」とか「今度泊まってみようかな」と思い立ち、実際にレストランや客室を将来利用するようひきつけ、購買意欲を高める役割です。
そのため宿泊しない人でもロビーは自由に出入りすることができますし、レストランのみの利用も可能なわけです。
ラインナップを見せないように
チェックインやチェックアウトの時間、フロントにはある程度ラインナップができます。
ラインナップ
フロントやレストランで手続き待ちの際に出来る列のこと
もしロビーがなく、フロントやレストランの前がすぐ入り口の場合、お客様がホテルのエントランスで列を成すことになります。
町中の繁盛店であれば話は別ですが、ホテルでの前で並ばれてしまうとタクシーやバスがエントランスで詰まってしまいますし何より見っともないです。
そのためロビーを作ることでラインナップをホテル内で完結できるようにさせているんです。
宿泊しない人こそロビーラウンジを使おう
ロビーにはさまざまな役割があり、宿泊をしない人でもゆっくりロビーを楽しめることがわかりました。
ホテル ロビーの役割
- 応接間としてのロビー
- 新規顧客獲得
- ラインナップを見せないように
またロビーを使うのは無料です。外が暑いから涼しみたい、ちょっとトイレに行きたい、それだけのために利用して良いんです。
その際、ロビーだけでなくレストランやショップを見て「今度来てみようかな」と思っていただければホテルマンとしては嬉しいですね。
もっと上手にホテルを利用したい、ホテルを使いこなしたい!!、そんなときはこちらを読んでみて下さい。