本ページではホテルマンの身だしなみについて徹底的に解説します。
そもそもホテルマンは身だしなみやマナーについて人事や上司からうるさく言われることが多い。ですがこれといった正解がなくどうすれば良いか悩んでしまうもの。
新人ホテルマンやこれからホテルマンを目指す人は身だしなみの参考にしてくださいね。
- 髪型はどうすればいいの?
- 染めてもいいの?
- メイクやネイルは?
- ピアスはネックレス、指輪はつけていいの?
Contents
ホテルマン 身だしなみのポイント
本ページでは髪型から足先までパーツごとに重要事項を解説します。また男性と女性それぞれに合った解説をしていきます。
特に女性はネイルカラーやヘアカラーをどこまでして良いのかわからないと思いますので、画像を使って解説します。画像を参考に自分のネイルや髪と見比べて大丈夫か確認してみましょう。
また身だしなみに関してはホテルによって異なります、基本的には外資系より日系ホテルの方が厳しいです。
本ページでは外資系ホテルの身だしなみを基準に解説しますのでご了承ください。
ぺージ内 外資系ホテルのスペック
- 都内ホテル
- シティホテル~アーバンリゾート
- フルサービスホテル
自分のホテル、入社したいホテルと比べて微調整してみてくださいね。
髪型
髪型で清潔感が決まるといっても過言ではありません、よって髪型関連はホテルマンの身だしなみの中でも特に厳しい項目のひとつ。
男性であれば短髪の黒、女性であれば夜会巻きかショートヘア、髪色はなるべく暗めを心がけましょう。
ホテルマン 髪型
- 男性は短髪、黒
- 女性は夜会巻きかショートヘア 色は派手すぎないこと
男性は短髪、黒を意識
男性の場合はなるべく短髪で黒髪を意識しましょう。もし長い場合はヘアジェルなどを駆使しオールバックにすれば問題ないです。
オールバックにしたうえで、えりあしが肩に着くようであれば切ったほうが良いです。「前髪が目にかからず、耳が出ていて、えりあしが肩に到達していない」を一つの指針にしてください。
色に関しては黒であれば問題なし。
もし染めたいのであれば暗めの茶色であればギリギリ大丈夫、金髪はもちろんアッシュなど2色以上入れたりするのはNGです。

女性は夜会巻きかショートヘア 色は派手すぎないこと
女性の場合、髪が長いのであれば夜会巻きが必要です。バックオフィスで働くスタッフはポニーテールやお団子スタイルでも問題なし。
夜会巻き:ヤカイマキ
ホテルウーマンをはじめ、キャビンアテンダントなど、清潔感が必要な職業の定番ヘアスタイル
ですが夜会巻きは時間がかかるもの。よってホテルで働いている女性はショートへアが多いです。
ショートヘアでも極端なアシンメトリーはNG。なるべく左右対称にして前髪が長い場合は横に流し、ピンで固定しましょう。
色は金でなければ問題なし。また女性の場合、男性と違って認められているカラーの範囲も多いです。元々地毛が明るい人はプラス4トーンくらいであれば許容範囲。
ヘアアクセサリーはつけるのであればシンプルかつ上品な物を選ぶこと。ヘアピンは黒か茶色のもの。飾りのついたヘアネットは避けたほうが良いです。
顔まわり
顔まわりも髪型と同じく厳しめ、特に女性の場合化粧があるので細かく決まっています。
眼鏡もフレームの色が決まっていたり、装飾品も限定されています。
ホテルマン 顔周り
- メイクは薄めを意識、眼鏡は黒、茶、銀、金のフレーム
- ピアスは耳たぶで収まるもの、ネックレス金、銀のもの
メイクは薄めを意識、眼鏡は黒、茶、銀、金のフレーム
メイクはなるべく薄めを意識しましょう。濃くしすぎると指摘が入ってしまいます。
自分の肌色に合ったファンデーションやチークを選び、自然な色になるようにします。またラメやグリッターが濃すぎる物は避けたほうが無難です。
リップの色も顔に合ったものにしましょう。輪郭や彫りが深い人は濃いめのリップでも可ですが、童顔の場合はあまりおすすめしません。
つけまつげなどもあくまで自然に見える範囲にしましょう。カラコンも問題ないですが、黒目を大きくするくらいにしましょうね。
眼鏡をつける場合は黒、茶、金、銀のフレームの物を使いましょう。
ピアスは耳たぶで収まるもの、ネックレス金、銀のもの
ピアスは耳たぶで収まるものにしましょう。耳たぶよりはみ出したものは大きめのものが多く、チャラチャラした印象を与えてしまいます。
ネックレスは銀や金のプレーンなモノを選びましょう。ペンダントトップもなるべくシンプルなものが良いです。
ネックレスやピアスは女性のみ着用可です。男性は基本的にピアスやネックレスはNGです。
服装 着こなし
ほとんどのホテルでは制服が支給されます。したがってホテルや部署によって着こなしの注意点が異なります、ですがそれでも共通して気をつけなければならないことがあります。
ホテルマン 服装 着こなし
- においには気を付ける
- 制服はしわのないよう綺麗に
- 男性の場合、カフスボタンやタイピンを
においには気を付ける
まず制服についている「におい」に気をつけましょう。体臭をはじめ保管場所によっては汗臭くなったりカビ臭くなったりします。よって洗濯はこまめに行いましょう。
香水はつけても良いですが、あまり強すぎるものは避けましょう。喫煙するホテルマンはくれぐれもたばこのにおいがついたまま接客することがないように。
制服はしわのないよう綺麗に
制服はなるべくサイズが合ったものを着用しましょう。しわができないよう保管には注意してください。
またポケットにはなるべく物を入れずスマートに着こなしましょう。メモやペンが制服からはみ出して見えるのはカッコ悪いです。
男性の場合、カフスボタンやタイピンを
男性でシャツを着る場合、カフスボタンやタイピンの着用が認められています。
あまり派手すぎる物でなければブランドなども自由です、男性でおしゃれに制服を着こなしたい場合はカフスボタンやタイピンに挑戦しましょう。
手 爪 ネイル
手は顔の次にゲストから見られる部分です。見落としがちですが必ずチェックして綺麗な手を心がけましょう。
ホテルマン 手 爪 ネイル
- 爪は短くすること
- ネイルカラーは単色のみ
- 腕時計は着用、ブレスレットは一つまで
- 結婚指輪は可、他のの指輪はNG
爪は短くすること
まず男性の場合、爪は必ず短くしましょう。切りすぎは深爪になってしまうので個人の判断になりますが、なるべく短く揃えます。
爪の間にゴミが入っているのはもってのほかです。また男性の場合、爪のカラーリングはオススメしません。クリア(透明)なトップコートを塗るくらいであれば大丈夫です。
ネイルカラーは単色のみ
女性も男性と同じように短くしますが、男性の爪くらい短くする必要はないです。またカラーリングをする場合、必ず単色にしましょう。単色であればジェルネイルでも問題ないです。
またすべての爪は同じ色にしましょう。一つだけ違う色、全ての爪で違う色はNG、ネイルの色は黒やネオンカラーは避けたほうが無難です。
爪に関してストーンなどデザイン性のあるものは基本的にはNGです。唯一フレンチネイルなら許されると思いますが、爪の先は必ず白にしましょう。
腕時計は着用、ブレスレットは一つまで
腕時計は着用が義務である場合が多いので、必ず着用しましょう。カジュアルなものは避けなるべくフォーマルなものが良いです。
またブレスレットは一つまでならつけることができます。皮製品の物はカジュアルすぎるので金属製のものにしましょう。
結婚指輪は可、女性のみ他の指輪をつけてO.K.
男性の場合、指輪は結婚指輪のみ着用を認められています。
女性の場合、結婚指輪でなくとも金か銀の素材でシンプルな物であればつけて大丈夫です。つける指は薬指が無難でしょうね。
靴、靴下
靴や靴下も決められている場合があります。あまりみられない部分ではありますが、ふとした瞬間に気づかれてしまう場合もありますので注意しましょう。
ホテルマン 靴 靴下
- 靴下は黒か紺、スカートの場合はストッキングを
- 黒い革靴のみ可
靴下は黒か紺 スカートの場合はストッキングを
男性の場合、靴下は必ず黒か紺にしましょう。グレーは基本的にNGです。またデザインもなるべくシンプルな物を選びましょう。
くれぐれも「くるぶしソックス」はダメです。座った際に肌が見えないような眺めの靴下を履いてくださいね。
また女性の制服でスカートの場合は自分の肌色に合ったストッキングを着用しましょう。
黒い革靴のみ可
靴は黒の革靴が基本。男性の場合、茶色の革靴もありますが少しカジュアルな印象を与えてしまうためNGとされています。
女性に関しても黒の革靴、ヒールは1.5cm~7cmくらいのものを選びましょう。ヒールのないものフラットなものは避けましょう。