みなさんおはようございます、ばとらー(@butler_1234)です。
みなさんは「マナー」や「ルール」しっかり守れていますか?
まぁルールと言っても会社の規則のようなものから、家族内で決めた約束などさまざまなものがあるかと思います。
実はホテルにも同じようにルールがあります。
廊下で騒ぐのは厳禁ですし、ホテルに内緒で人を泊めたり、客室内の家具や家電を持ち帰ったり…
当然と言われれば当然のことですが、実はこれ守れない人がいるんです。
中国メディアの中国新聞社は17日「郷に入れば郷に従え:外国でホテルに泊まる際、どんな『隠れたルール』に気をつけねばならないのか」と題する記事を掲載した。「ツイン部屋に勝手に3人で泊まってはならない」「ホテルの部屋で煮炊きをしてはならない」など、中国人旅行者が起こしそうな問題を列記し、注意を促した。
記事はまず、旅行に出発する前にホテルはできるだけ予約すべきと紹介。その上で、部屋に滞在できる時間を確認すべきと論じた。
外国のホテルは多くの場合、チェックインが可能なのは午後2時以降で、チェックアウトは翌日正午までに行う必要があると紹介。また、日本では午前10時にチェックアウトを済ませる必要がある場合もあるとして、「時間を超えると巨額の追加費用が必要になる」と警告。ホテルで入室する前に、フロントで入退室の時間制限を確認すべきとした。
記事は次に「多くの人(中国人)は宿泊費用を安くしようとして、ツインの部屋に3人で宿泊しようとする」と指摘。中国国外のホテルは多くの場合、定められた人数以上での宿泊を認めていないと紹介し、事前に申し込み、追加料金を支払えば認められる場合もあると説明した。
中国人客が起こしたトラブルとしては、2016年12月に中国人の女子学生が両親とともにニュージーランドのホテルに宿泊した際に、2人で予約しておきながら親子3人で宿泊した事例があると紹介。
ホテル経営者は3人で宿泊していることに気づき大いに怒り、1人はただちに退去するよう要求した。中国人側は追加料金を支払うと申し出たが経営者は認めず、「侮辱的な言葉」であくまでも退去するよう求めた。
憤慨した女子学生はSNSで同件を紹介。問題が大きくなりニュージーランド観光局は女子学生側に謝罪したが、ホテル側は「規則に従って処理しただけ」と取り合わなかったという。
記事は中国人客が外国のホテルで起こしたトラブルとして、室内で煮炊きした事例も紹介した。2018年8月には、ドイツ・シュトゥットガルトのホテルに宿泊した中国人客が室内で鍋料理を作ったところ、火災警報器が反応してししまった。火災ではないと判明した後、中国人客は現地消防の命令で950ユーロ(約12万円)の罰金を支払うことになったという。
記事は、国外にある中国の大使館や領事館も、海外旅行をする中国人客に「現地の風習や文化伝統を尊重してほしい」と呼びかけていると紹介。「振る舞いに注意。マナーある観光、理性的な買い物、観光スポットの規則順守を心掛ける」などで、中国人観光客に対するよいイメージを形成することが求められているという。引用:Record china
この記事では中国のお客様に関して書かれていますが、ホテルマンとして実際働いてみると、国籍は関係ない気がするんです。
そこで今回はそんな悪質ゲストの迷惑行為を僕が実際に体験したことを元に紹介します。
悪質ゲストの迷惑行為
香水やタバコ、におい系ゲスト
これは一番あるあるで、困るやつ…汗
タバコは喫煙ルームでなら吸っていいんです。
問題は禁煙ルームでも吸っちゃう系ゲスト。
最近は特に電子タバコなどの煙が出ないタイプ、においの残らないタイプが出てますよね。
普通のたばこタバコよりも迷惑かけないからとルーズになってるのかもしれませんが、タバコ吸ったことがない人にとっては、
アイコスのにおいでもつらいんですよ
あとは香水。
特にアラブ系のゲストは香水がお好きなようで、ひどい場合は部屋の家具に香水をかけて回ります。
よってチェックアウトしてからもにおいが消えず、次のゲストへ迷惑をかけることに…
絶対やめて、笑えないから笑
お風呂で汚物事件
清掃スタッフからどうにかしてほしいと連絡が。
詳細は特に聞かなかったのですが、着いてびっくり。
どうやら滞在していたゲストが浴槽にう〇こを漏らして?しまったようです。
また質の悪いことに、う〇こを隠そうと一生懸命お湯を流したのか浴槽の下は地獄絵図笑
取り返しのつかないことになっていました。
トイレまで行こうよ、ユニットバスなんだからさ笑
ペットプランで大波乱
大きなホテルになると「ペットプラン」と言ってワンちゃんやネコちゃんと一緒に泊まれるプランがあったりします。
ある日、チェックインの際、ペットプランを予約したゲストが「ペットのゲージを忘れてしまった」「これでは部屋まで上がれない」「どうにかしろ」とイライラ。
※ペットはホテルの中ではゲージのお中に入れるルールでした。リードで繋いでいてもダメでした。
そこで客室管理部からゲージを借りて、いざワンちゃんの元へ。
ですがそこにいたのはワンちゃんはワンちゃんでも、ドーベルマン。
ゲージに入るのもやっとでした。
大型犬はNGにもかかわらず「そんなことは書いていない」の一点張り。
今回は特別ということで宿泊させましたが、それが仇となりました。
次の日、チェックアウトした後、その部屋へ向かうと…
部屋中羽毛が散乱、犬のう〇こはベッドの上で、壁や絨毯なにもかもがボロボロに泣
ルールなんてありゃしません。
○○パーティー!? 撮影はNGよ
ある日の深夜、電話が鳴り女性が裸で倒れていると連絡が入りました。
急いで向かうとどうやら飲みすぎた様子。
また同時に救急隊が到着しました。
女性がいたと思われる部屋から119番通報があったとのこと。
ですが、その部屋のゲストがドアを開けてくれません。
マネージャーの許可のもと、強引に救急隊と突撃したところ、部屋には男女が合わせて20人ほど。
そしてその部屋の奥にはなんとカメラが…
はい、全員出禁となりました笑
赤いシミの正体
清掃員から「部屋が真っ赤になって恐い」と連絡が入ったので急行。
行ってビックリしました。
部屋中赤いロウソクのロウがベットリ固まっていたのです…
何をすればこんなことになるんでしょうか?笑
マネージャーに連絡し、二人で一日中ロウを取ることに追われ、一日がつぶれるという…
なんで「後処理」をしなきゃいけないのだろうかと当時は思ったものです笑
まとめ
外国人だけではなく、日本人でもこのような悪質ゲストはたくさんいます。
これはの行為はホテルはもちろんのこと、他のゲストにも多大な迷惑となりますので絶対しないように!!
最低限のルールは守ってホテルライフを楽しみましょう。
Fin