本ページではクレジットカードの利用枠仮押さえであるオーソライゼーションについて解説します。
勘違いしたままクレジットカードを使っていると肝心な場面で使えなくなります。突然使えなくなるので少し焦りますが、実はこれホテルで行われているカード操作が原因です。
特に海外旅行では現金を使わず、クレジットカードを利用しがちなもの。事前に仕組みを知って、いざという時のために備えましょう。
Contents
オーソライゼーションとは??
ホテルではオーソライゼーションといってクレジットカードの利用枠を支払い保証のために押さえる場合があります。
オーソライゼーション
支払い保証や有効性を確認するためにクレジットカードの利用枠を仮押さえすること
要は清算の際にクレジットカードが無効にならないよう、あらかじめホテル側である程度の金額を押さえておくんです。
オーソライゼーションをする理由
オーソライゼーションは二つの側面があります。
オーソライゼーションをする理由
- カードの有効性を確認する
- 確実に支払えるように利用枠を押さえる
ホテルにはときどきスキッパーといって料金を踏み倒そうとする悪い考えを持ったゲストも来ます。
スキッパー
支払いをせずにホテルを立ち去るゲストのこと
そういったゲストから確実に料金をもらうためにも、前もってクレカ情報をゲストからもらうことでチェックアウトの手続きに来なくとも料金を取れる仕組みになっているんです。
カードの有効性を確認する
クレジットカードで清算するにあたって、そもそもクレジットカードの有効期限が切れていたりすれば料金を払うことはできません。
よってあらかじめゲストからクレジットカードを頂戴し、有効かどうか確認します。
もし無効である場合は別のクレジットカードでオーソライゼーションを取るか、現金でデポジットをもらいます。
デポジット
「預り金」のこと。予約したホテル料金に含まれていないホテルサービスを利用した際にこのデポジットから支払われる

利用枠を押さえて確実に支払えるように
滞在中にクレジットカードを多数利用してしまうと、清算の時になってカードが限度額を超えて使えなくなってしまうことも考えられます。
よって先にホテル料金分を押さえてしまうのです。先に押さえてしまえばその分の利用額は使用できなくなるからです。
オーソライゼーションでクレジットカードが使えなくなる!?
オーソライゼーションはクレジットカードの利用可能額を前もって押えこむシステムです。よって押えこまれた額は利用できなくなります。
利用可能額の制限に注意!!
- 海外旅行でホテル利用
- 一週間以上のロングステイ
- 個人で予約サイトから予約している
上記の場合、多額のオーソライゼーションを取られる場合があります。くれぐれも利用額はなるべく把握し使いすぎないようにコントロールする必要があります。
ちなみにデビットカードやプリペイドカードではオーソライゼーションを取ることができません。どうしてもクレジットカードが嫌な場合は現金を用意しましょう。

使えないと気づいたら
使えないことに気づいたらホテルのフロントに行き、事情を説明してオーソリーを解除してもらいましょう。クレジット会社の営業日にもよりますが、利用枠が返還され使えるようになります。
親切なホテルであればわざわざクレジット会社に電話したり、利用枠返還を手伝ってくれます。
ですが土日であったり時差で日本が深夜帯の場合、すぐには元に戻りません。そのため多めの現金を下ろしておくか別のクレジットカードを使用することで利用枠変換まで乗り切りましょう。